すぐに「わかった!」禁止令

こんにちは。もはや「こんにちは」以外で始めることができなくなってきました。慣れって恐いです。「こんにちは」がダサいと言っていた頃が懐かしいです。

昨日と本日の入塾説明会および学力確認テストにご参加頂きまして誠にありがとうございました。毎週しっかりとお伝えしなければ、とは思っています。が、つたない説明だったかもしれません。説明でわからないところがありましたら、後日行われる個人面談で遠慮なくご質問して頂ければと思っております。

「すぐわかりました、という人間にわかったためしはない。」

これで戦国時代の武将、小早川隆景の言葉です。関ヶ原の合戦で西軍を裏切った小早川家の先代の武将で、非常に知勇に優れていた武将と言われています。

この言葉の続きには、

「本当に人の意見を聞く者は、自分で納得いかないことは、何度でもダメ押しする。わからないことがあっても『こんなことを聞いては相手が気を悪くするのではないか。』などと考えるのは、本気でその意見を聞いていない証拠だ。」

とあります。勉強をしていて同じようなことありませんか?

塾の生徒を指導している時によくこのような場面に出会います。わからない問題を説明している時に、「わかった!そうそう!」と発言が飛ぶ時です。本当にわかってくれる場合もありますが、それは消費税率並の確率です(笑)。

わたしたちがいう「わかった」は「数日たっても同じ問題だけでなく、類似問題を解けるようになる。」ことをさします。ですので、説明している時に「わかった!」のは前で先生が説明しているので、自分が解いていることにはなりません。「わかったふり」になっているだけです。

これをどう改善していくのか、答えは一つです。「同じ問題、もしくは類似問題を実践させチェックしてあげること」です。自分の力で問題を解けるようになるまで問題を解き続けるのです。そして解いている子どもたちをしっかりとフォローしてあげるのです。

こう書くと、しんどい、面倒くさい、って言葉が出てきます。そら当然です。普通はそう思うはずです(笑)。

進学塾ismでは、「わかりやすい授業」をするだけでなく、「どこでつまづいたのか」をしっかりとチェックをするために「20名までの少人数クラス」を導入しています。

子供たちが問題を解いている時も、どこまでできているのか、どれくらい理解しているのか、きっちり把握していきながら指導をしていきます。子供たちが「自分で解けた!」と心から言えるようになることって大事なんです。自分自身で掴み取る、この経験が成績アップの土台となります。

ですので、春期講習会では、すぐに「わかった!」と言える、とてもわかりやすい授業をしますが、すぐに言わないように(笑)。自分で問題を解けた時に初めて自分自身に「できた!」とつぶやき、自分自身を褒めてあげてください。

はい、次回の入塾説明会についてのお知らせです。原則土曜日と日曜日に学力確認テスト、日曜日に入塾説明会となっております。

 

進学塾ism入塾説明会

3月15日(日) 午前10時半より。約1時間半の説明会です。

学力確認テスト

3月14日(土)・3月15日(日) 午前10時半より。1科目40分。約1時間半のテストです。

※新小学5年生~新中学1年生は「算数と国語」、新中学2年生と新中学3年生は「数学と英語」です。

※学力確認テストですが、クラブなどで受験できない場合は平日の夕方、もしくはクラブ終了後に受験して頂くことは可能です。お申し込み時にご相談頂ければと思います。

本日はここまで、ではまた。

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