田植えにはまだはやい。

土づくりの大切さ

皆さんは田植えをしたことがありますか。
私は高校~大学の間に地域の子ども会のリーダーをしていた関係で、毎年田植え体験を子どもたちとともにしていました。

一つ一つ手作業で植えていくのは腰にダメージもきますし、田んぼの粘土質の土を歩くのも体力を消耗します。
本当に大変な作業ですが、稲作では田植えよりも重要なことがあります。
それが土づくりです。

「田起こし」によって地面を攪拌することで残っていた藁などを土と混ぜて、微生物の分解、酸素や栄養分の循環を促します。
次に肥料を土に混ぜ込み、「畦塗り」で道を整え、水を入れた後の「代掻き」でようやく田植えの準備が整うのです。

当時はそこまで深く知らず、稲を手で植えるのは大変だなあとしか思っていませんでした。

 

塾も同じ。

新学年が始まって1か月余りが過ぎました。
初めて塾に通う小学生の子や、初めて定期テストに向かう新中1生など、どきどきとワクワクの毎日を過ごしています。

皆さんの通塾する目的は「成績を上げる」「わかるようになる」だと思いますが、進学塾ismでは1学期はあまり成績についての話をしません。
どちらかというと、「授業の受け方」「宿題の徹底」「ノートの取り方」などの勉強する姿勢面での話がメインとなります。
この土台をしっかりと作ってあげることで、その後に受ける授業の効果が高くなると思っているからです。

授業中に演習をさせると、ノートの下に複数のテキストを敷いて、ノートがガタガタになっているのに気づかず解いている生徒がいます。当然書きにくく字も乱れていきます。
細かいことですが、必要なテキスト・ノート・筆記具以外は直させて取り組ませます。

このようなディテールを積み重ねて勉強をする、成績が伸びる土台ができるのです。

 

毎年同じで毎年違う

農作業でも、毎年同じ作物を栽培していても年によってデキが異なると言います。
同じ品種でも個体によって微妙に性質が違うように、毎年同じ内容を指導しますが、年によって伝え方などを変えています。

クラスの雰囲気、個人個人の性質、発言の仕方などなど。
人間ですのでアプローチの仕方を失敗することもあります。
それらの経験をもとにアップデートして持てるすべてを伝えていきたいと思っています。

さあ、中学生のみんな。最初のテスト頑張りましょう!

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