記憶
こんにちは。今日は晴れ。熊本の地震、お知り合いの方がおられる地域の皆様、心配だと思います。
阪神淡路大震災を経験しています。経験っていっても大阪で遭遇(という言葉も適格ではないかもしれません)しまして、早朝に自分の頭の上にタンスの上から物が落ちてきた記憶があります。
その後、知り合いがいましたので、当時はネットもなく、情報といえばテレビだけでしたので、神戸まで何かしなければいけないと思い、家にあった毛布などを車に積んで神戸に向かいました。今思うとなんと無計画なという行動です。
国道43号線は大渋滞。なかなか前に進みません。自分の前は自衛隊の大きなトラックなんでしょうか。物々しい車でした。
交差点に来て前の自衛隊の車が急にすっと進んだので一緒に進んだんです。
その先には倒れた高速道路が。
そうです、よくテレビや新聞で見る高速道路が倒れていた付近を車で走ったんです。怖いとかそういう感情ではなく「無」でした。自然の脅威に当時の自分は何も考えられなかったのでしょう。
その後、知り合いが避難している小学校に向かい僅かながらの食料と毛布を渡しました。その小学校までは車ではいけなかったので、途中で駐車し歩いて向かいましたが、崩れているマンションや瓦礫になってしまった家々の間を歩いて向かいました。ここは自分が知っている神戸なのか、と思うくらいの状態でした。
もう何十年も前のことですが、今も国道43号線の高架下を車で走る時は息がつまります。当時の状況を知るものはほとんどありませんが、記憶はずっと残っています。
東日本大震災や今回の熊本の地震の報道を見ると阪神淡路大震災を思い出します。
同じ国に住んでいる人間として何かできることがないか、考えます。
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